正式には、千代保稲荷神社というそうです。
子供の頃から「おちょぼさん」と呼んでいました。
今まであまりにも身近すぎて
こちらのコラムのネタにしていなかったようです。
商売繁盛の神様で、毎月月末とか朔日にお参りする、と
親から聞いていました。
だから時々今もお参りしています。
景気の悪いこのご時世、
やっぱり神頼みでしょうか。
小さなお稲荷さんだと思います。
でも月末、月初めなどは
お正月の初詣のような人出なんです。
社殿の入口近くで手水を使い、
三角形の油揚げと蝋燭を買ってお参りします。
お稲荷さんだから油揚げかと思いますが
その謂われは、よく知らないのですよねぇ。
そういうものだと思ってお参りしています。
子供の頃、親に一緒に連れていってもらっての楽しみは
参道を歩きながら、いろんな店を見ること。
特に串カツやどて煮を食べるのは
本当に楽しみでした。
店先で揚げている串カツを
立ったまま食べて、
食べた本数で精算する、形です。
串カツを揚げる鍋の隣には
どて串がぐつぐつと煮た鍋があって
串カツをどての鍋の味噌をつけて食べる
味噌串カツがまたおいしいのです。
今ではこの串カツが名物となって
門前の参道にはたくさん串カツ屋さんが増えました。
あいにくカツを揚げる脂の匂いで
胸がいっぱいになることのほうが多くなって
今はもっぱら甘味のほうです。
よもぎの葉がはいった草餅、
前回は一時間も待った鯛焼きなどなど。
どこも参道歩きの楽しみって食べ物でしょうかね。
そして今日もお参りしてきたのでした。