今回の若狭からの帰り道に、
長浜市の黒壁スクエアに立ち寄りました。
久しぶりの訪問なので、すっかり道を忘れてしまい
ちょっとだけ市内観光となりました。

黒壁スクエアは、長浜駅からほど近く、
商店街の一角にある古い建物を
ガラス関連の工房やショップ、レストランなどへ再生した、
観光スポットです。

と、以前はただの観光スポットだと思っていました。

しかし今回訪れてみて、
<strong>長浜のガラス</strong>は知名度も高く、
<strong>黒壁スクエア</strong>は商店街の再生として成功しているのではないか、
ということを強く感じました。

四つ角の一部分だったと記憶する
黒い壁の雰囲気のいい建物。
その通り沿いにはショップなどが増えて、ひとつの界隈をつくり、
こんなに店舗があったのかと驚きました。

休日のせいか、あるいは、
今年のNHK大河ドラマの主人公ゆかりの地と
いうこともあってか町を歩く人が多かったのも
そう感じた理由かもしれません。

また突出してここだけが
繁盛しているのではないように感じました。

どこの商店街にも空家や空店舗などの問題があるかと思います。

黒壁スクエアはそうした歯の欠けた部分を
産業や観光とうまく結びつけて、
うまく次に生かしている(挑戦している?)ように感じました。

あるいは、逆に産業や観光を起こしていっているのかもしれません。

見る(鑑賞する)。食べる。作る(体験する)。買う。
この4つは、テーマパークや町づくりのコンセプトなのでしょうか。
今思えば、黒壁スクエアには
これらが揃っているように思います。

これまではただ、ガラスが好きで
訪れていたところなのですが、
自営業となって視点が変わったのか、
違う感想を持つ自分に気がつきました。

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お昼ごはんと商店街散策のみとなりましたが
ガラス制作の一日体験コースもあるようです。

ここ数年、少々、心が忙しかったようで
久しぶりにガラスに触れてみて、
ちょっとだけ忘れていた器やガラスへの興味が
またむくむくと沸いてきました。

ゆっくりとステンドグラスづくりなんぞを体験してみる旅も
いいなと思いました。