トレッキングシューズも買って、
今年は富士山に登ろうなどと
体力のことも考えずに思い立ったものだから
少しでも歩くことに慣れないと、
低山ハイキングのガイド本などを買っても
いまだシミュレーションのみ。

女性の方が書かれている登山のホームページを見つけ、
怪我をした後のトレーニングのために
金華山に登ったという登山日記がありました。

金華山は、岐阜市内にある320mほどの山。
頂上には、織田信長の居城となった岐阜城があります。
ロープウェイもあり、
山のふもとには、美術館や公園などがある観光スポットです。

それまでただの観光地と思っておりましたが
そのホームページを読んで
小学校の時の遠足で登った三重・多度山(標高403m)、
5合目からの岐阜・御岳山(標高・距離わからず…)
以来の登山挑戦に!

まぁ、まずはこれぐらいの高さからと思い、出掛けたのですが…

金華山は何本もファミリー向けから
上級者向けの登山コースや、ハイキングコースがあり、
ふもとの岐阜公園の駐車場から、
すでにたくさんの「歩き」の格好をした人々が山を目指していました。

瞑想の小径コース(初級)2300m、約50分のコースを選んで
9時過ぎにスタート。
ところどころに、偉人のお言葉が書かれた看板を読みながら
まだまだ緑も少ない山道を歩きます。
最初はなだらかな山道で、
これくらいなら大丈夫とたかをくくっていたら
徐々に岩肌がみえてきて、急な道もでてきました。

スピードをなるべく抑え気味にして、小さな歩幅でゆっくりと。
ゼイゼイハアハアと息があがるのはペースが早い。
などと、確か本に書いてあったことを思い出しながら、
そしてたびたび休憩しながら歩きました。

途中から岩場を登るような道になり、
股関節が痛くなってきました。
日頃の運動不足なのか、
足をあげるたびに、右の股関節が痛み
でもあと少しで頂上。最悪ロープウェイで帰ればいいと
思いながらも、岐阜城の石垣が見えた時には10時半を過ぎていました。

初級コースでも私には結構なもの。
これで富士山に登ろうだなんてとんでもないことだ。。。
でも、金華山の山頂から眺めた岐阜の町は
とてもきれいで、気持ちの良いものでした。

股関節の痛みも和らいできたので
同じ瞑想の小径で、1時間ほどでふもとへ戻りました。

金華山は、国有林で野鳥の保護区。
ゴールデンウイークの後半頃から
ツブラジイという木の黄色い花が一斉に咲き、
黄金色に染まるのだとか。
金華山の名前の由来になった木だそうです。

春の景色もきれいでしょうね。
山は侮ってはいけませんが、
自然の美しさは感じたい。
標高は低くて手軽に楽しめる金華山の
他のコースも登ってみたいと思いました。

その前に、体力づくり!ですな。