以前、私がそそられる風景のひとつとして
坂道をテーマにしたコラムを書きました。
第30回 町歩きの楽しみ「坂道」

東京の坂道をテーマにした
タモリさんの書籍も持っています。
先日ラジオで坂道が好きな名古屋在局のアナウンサーの方が
番組の中で坂について語られていました。

やはり、坂好きにはそれなりのこだわりがあり、
好きになる坂の条件もあるようです。

私がそそられる坂とは何だろう?
考えてみました。

路地裏も好きな私は
どちらかというと町の道が好きです。
しかも道は狭いほど、そそられる(笑
坂の下から眺めて、
まっすぐよりも適度に曲がっていて、
古い家がたっていて、生活感が感じられること。

玄関の前の発泡スチロールの箱庭や
どこからか聞こえてくる人やテレビの音声。
生活感たっぷり、下町の雰囲気がいいのです。

私が住む瀬戸の町は、陶磁器の町として歴史があり、
そして山が身近にあるので、坂道が多いです。
なかでも、私の家から近い窯垣の小径あたりは
古い建物も残っており、なかなか良いのです。
陶磁器関連の廃材などが門柱などに使われ、
独特の雰囲気があります。

人しか通れない道に家が建っている。
小高い山に家が密集している地域なので
その細い道は坂道なのです。
お手製っぽい階段や、小道を上るとと
まだ上に家があるのかと驚きます。

そんな坂道、路地裏をデジカメで撮影しながら、
朝の散歩なんぞをしています。


先日のアナウンサーの方が
坂学会というホームページを紹介されていました。
結構、坂道好きがいるんだなという驚きと
人それぞれの「坂道」を少しずつ読む楽しみができました。