8合目の山荘で宿泊。
雨に濡れたザックカバーやカッパなどはビニール袋にと手渡されました。
濡れたものを乾かせないとは…残念です。

広間に2階建てベッドがぎっしり。
そこで汗だくになった服やインナーなどを着替え、
埃と汗と雨に濡れた顔を拭きます。

こんな時、何年も前の父が入院中に使用していた
体拭きの残りものが役立ちました。
1回毎に封を切る清拭のもの。年数がたっていても使えました。
水が使えないところでは、
こういったウエットティッシュなどは必需品ですね。

夕ご飯のカレーライスを食べ、
それでも足りないのでベッドに戻って横になっていたら
脚がつったーーー!

そんな事もありつつ、すぐに就寝。
睡眠中も激しい雨音に何度も目が覚めました。
軽い頭痛もあり、
眠りは浅かったかもしれません。

天気がよければ、ご来光を見るために
2時頃起床する予定でしたが
この雨ではご来光はムリと思い、
皆がゆっくりと眠っています。

5時頃に起き出した時には、
すでに出発する人、支度する人たちもいて
私たちも朝ごはんのパンと牛乳を食べながら打ち合わせ。
夕べのごはんも朝ごはんもおいしくなく、
食いしん坊なのに、ただ口にするだけでした。

まずは上を目指そうと、6時半頃出発。
ゆっくり登っていくものの、脚は重く、
頭痛の他に、また目の前がモヤモヤ〜っとなって
9合目近くになる頃には一瞬軽い吐き気も。。。

やむ事のない雨と、頭痛と胸焼け。
頂上まであと1時間半ぐらいがんばれば…とも思いましたが
一番の目的は頂上ではなく、無事帰ること。
帰り道の体力のことも考えねばと
9合目でリタイア宣言です。

私ひとりでゆっくり降りればと思っていたら
連れ達も、この雨で景色も見えないだろうからと
一緒に降りることに。

9合目の山荘で休憩。
申し訳ない気持ちもありましたが、
またこればいいと。

2時間半〜3時間くらいかけて5合目へ下山。
もうすでに脚がガクガクです。
シャトルバスで駐車場に戻り、速効富士宮市内の温泉へ。
もう頭痛や気分の悪さもなく、いい気なもんです。

今回は、自分の体力不足を痛感。
そんな者を自然は簡単には受け入れてくれません。
来年の富士山登山を目指し
ムリなく、一年かけて準備していこうと思ったのでした。