先月、「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」を観てきました。
前作はまったく見ていないのですが…
テレビCMのあの猿の悲しそうな表情に、
なんだかとても観たくなったのです。

まったくの前知識なし。期待感もなし。
前作の時は、猿ばかりで怖い…
そんなイメージがあったのですね。

あらすじはいろいろと紹介されていると思いますので省略…。

私が驚いたのは、登場する猿がCGだということ。
たぶん、ほとんど。(詳細は未確認ですが…)

それを可能にした撮影技術がすばらしい!
モーション・キャプチャーとか
パフォーマンス・キャプチャーといわれるそうです。

それは究極のリアルさです。
映画の技術はここまで進化しているのかって
…大げさじゃないかもしれません。

主役である猿のシーザーは、
すごい知能を持っている人間のような猿だからなのか
顔、目などの表情や感情がすごく伝わってきます。

表情豊かなCGの猿たちを作り上げているのは
最新のパフォーマンス・キャプチャー技術や
優秀なスタッフ以上に
演じる俳優たちの存在だそうです。

特にシーザー役のアンディー・サーキスは、
パフォーマンス・キャプチャーの第一人者といわれている
俳優さんだそうで、
その演技は、実に素晴らしいものでかなり評価されているようです。

以前は、人間がいなくても映画ができる…
という声も聞いたこともありましたが
感情表現、動作などのリアル感は、人間でなくては表せないのですね。
コンピュータグラフィックだけでは、成り立たないという事でしょう。

それにしても、俳優の演技をデジタル化する技術だなんて。
映画は新しい技術を生み出す分野のひとつなんですね。