以前のコラムで、
亡くなった義母の持ち物の整理をしていると書きました。

他人が物の整理をするのは簡単な事だと思います。
持ち物に対する愛着も思い出もないものですから…。
しかし、ある時ふと考えました。

ある日突然、連れ合いを亡くすと…

なかなか連れ合いの物を処分する事なんて
できないものですよね。

心の整理もできず、
残された人が高齢ならば、身体を動かすのもままならなず、
置き場所に困らないならば、生前のままに…
となりますよね、たぶん。

結局、物を処分したりする事は
本人でしかできないものかも…
と思ったのでした。

私は借家住まいばかりです。
今は両親もなく、実家という家がありません。
ですから、引っ越しのたびに古いものを処分したり、
自分のアルバムもかなり処分してしまいましたし、
衝動買いも減り、
洋服の数も女性としては少なめとは思います。

それでも私が突然亡くなった時の事を考えると
相方は処分に困るでしょうねぇ、きっと。
そんなふうに最期を迎える時を考えてしまいました。

自分の身体が動くうちに
できる事、やれる事をやっておくか、なんて
ふと考えたのでした。

終活というのは相続とか、お墓のこととかいろいろあると思いますが
私の思う活なんて、まだ
物を処分することぐらいですが…。