旅は、ごちそう。(中川賀代子)

戸田ゼミコラムのアーカイブです。このコラムはすでに連載を終了されています。

2012年12月

ゼロストアで月額0円でショップを運営するとなると 
決済方法は、代金引換のみ。 
購入者の手動による銀行振込は利用できません。 
カートやショップへの表示すらできません。 
  
代金引換は手数料もかかることだし、  
購入者のことを考えると 
もう少し支払方法の選択肢がほしいところです。 
 
様々な支払い方法に対応するとなると 
やはりオプション契約となり、 
月額利用料と決済手数料は 
経費として欠かせないものということでしょうね。 
 
ゼロストアも利益を得る必要もありますので 
基本的なカートシステムは無料で、間口を広くし、 
決済手数料やメルマガ配信数や登録商品数など 
「もっと」使いたい部分を 
有料とする仕組みだと感じられました。 
 
完全に月額0円でのネットショップ運営は 
なかなか難しいということです。 
 
それでも! 
月3,990円や4,990円でクレジットカード決済や 
コンビニ決済に対応できるのは魅力的です。
 
ネットショップ構築サービスや 
大手ショッピングモールへの出店となると 
この金額以上必要となります。 
 
システムを利用して物を売る以上は 
コストがかかるのは必須。 

利用料だけではショップ運営はできません。
決済のシステムの利用料や、その決済手数料。
発送時の梱包材などなど。

0円がいいかもしれないけれど 
月10,000円で便利になるなら、それもいいかもと思い始めました。 
そこは無駄なコストではないでしょうから。
その分、売り上げがないといけませんが…。 
 
これって、ゼロストアの思惑どおりかもしれませんね。 
 
 
 

今年、ZEROSTORE(ゼロストア)という、 
オンラインショップ構築サービスがリリースされました。  
初期手数料や、月額利用料など無料!  
  
ホントに!?  
  
ちょうど顧客からもショッピングサイトを再構築したいという  
要望もありましたし、  
非常に興味を持ちましたので、まずは自分用に申込み。 
 
web制作者向けのテストアカウントはないようでしたので 
ショップ申込しました。 
  
通常、ショッピングサイトだけでなく、  
システム利用に関する契約には、
初期設定料などの初期費用がかかります。 そのサービスが使えるよう スペースを作ってもらったり、手続きしてもらうための費用ですね。 月額利用料は、そのサービスを利用するためのもの。 利用するシステムもサーバーも保守管理されていますし、 より良いサービス提供のための開発費用も必要です。 それが本当に0円で利用できるのか? そこが疑問です。 実際に使ってみると、非常に簡単にストア構築ができます。 ショップ運営に必要な法律の表記や メールの文言などの初期設定などは、 指定の場所にテキストを入力すればOK。 ストアデザインもテンプレートから好みのデザインを選べばよい。 細かい設定は、ドラッグ&ドロップで パーツを配置することで、構築できてしまいます。 ん〜。とっても簡単かも。 欲を言えば、オリジナルデザインができるといいとか もっとHTMLで設定できればいいとかなど感じますが…。 非常に簡単に始められるということは ショップ運営のハードルを下げてくれて 初めてのネットショップだとか、 HTML初心者の担当者にとって良いかもしれません。 ただ、月額0円では代金引換しか決済できないこと。 銀行振込が使えません。 この口座に前払いで振り込んでくださいとお願いすると 購入者が、自分で振込先の口座を指定して 金額を入力して振り込む支払い方法です。 一般的だと考えていた支払方法なんですが ゼロストアではこの方法が利用できません。 口座番号や支払い金額の入力間違いなどのトラブルも
想定されてるのでしょうか。 また、ネットバンキングを利用されていない方は 銀行のATMなどに出かけなければいけないという事にもなります。 代金引換だけでいいというショップさんは、あまりないはず。 もっといろいろな決済方法に対応したい。 そう考えるのは当たり前の事。 そこにオプション契約が発生します。 月額0円でネットショップ・ショッピングカートを 構築できるサービスですが、 さらに!もっと!とショップの機能を高めようとすると どうしてもオプションが必要となりそうです。

 

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