旅は、ごちそう。(中川賀代子)

戸田ゼミコラムのアーカイブです。このコラムはすでに連載を終了されています。

2012年10月

できるだけ、自分のお気に入りの調理道具で
長く使っていけたら…
欲を言えば、一生ものだったといえるくらいのものを…。

そんな願望を持っていたので
数年前に地元の東海地方でがんばっている企業さんの
鋳物のフライパンを購入しました。

しかし、毎日の調理に使っていますが
どうしても焦げ付いてしまうのです。

焦げの固まりもところどころできてしまっているし、
使い方が悪いのかもしれないと
インターネットで調べました。

まずはメーカーのホームページへ。
お手入れ方法や、自社のフライパンでのレシピ公開など
購入時よりもかなり内容が充実していました。

どうやら、調理前のフライパンの温め過ぎ、
油返しをしていない(油を多く使うことへの抵抗もあり)
油を垂らした後の温度など
鉄のフライパンの使い方をしていませんでした。

幸い焦げの固まりといっても
ひどいものではないので、
まずは油返しからやてみよう…と使い方を改めました。

私は煙が勢いよくでるくらいまで温めてました。
が!これは温めすぎ!

手をかざして、熱いなと感じるくらいになったら
フライパンに多めの油をいれて、全体になじませる。
油がなじんで、少し温まったくらいになったら余分な油をポットに戻す。
この行程が油返し。

その後は、調理する内容によると思いますが
中火くらいでも充分だそうです。

試しに調理したら…見事に焦げ付きません!
こんな事で…!?正直、驚きました。
正しい使い方、知っておくべきです。
これまでの使い方は、私が勝手にこれでいいと思っていた事だったのです。
かなり我流で使っていたことに気づかされました。

次は時間がある時に、
ザラザラする焦げ付きを取ろうと思っています。

ちょっとしたことで、道具が長持ちします。
ホントに一生モンのフライパンにするために…。

日本郵便の「ゆうメール」。
商標権侵害ということで
サービス名の使用差し止めというニュースがありました。

今回の件も
「各戸に対する広告物の配布など」の分野の商標(原告会社)と
「郵便、メッセージの配達など」の分野の商標(日本郵便)として
登録されていたそうですが
結局、広告物(DM)の発送としても利用していることから
商標権侵害と判断された…というような事らしいです。

最終的には和解され、
日本郵便が「ゆうメール」の商標を
使用できるようになったという報道があったのは先月のこと。

今回のように
大企業でもこのようなトラブルがあります。
中小企業や個人事業主では
こんなトラブルは死活問題にもなりかねないかも。

新しい商品やサービスを提供するときには
名称にも十分に気遣う必要があるということですね。

ゆうメールの件を見ても
商標権って、使用する分野とか
サービスに関していろいろあるようで
難しいという印象があります。

ということは、
調査するすべを知ること、専門家に相談することが
必要になってきますね。

事業をしっかりやって
利益をあげていくことを考えるだけでなく、
このように守っていくことも会社のため、
というように感じます。

私のような個人事業主も
これは大企業のこととは言っていられないかもしれません。

知っておいて損をすることはない、
食わず嫌いではいられない
そんな危機感のようなものを感じたニュースでした。

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