旅は、ごちそう。(中川賀代子)

戸田ゼミコラムのアーカイブです。このコラムはすでに連載を終了されています。

2012年05月

時折ふと本を手に取ると
時間に追われていたり、
焦りばかりが先走り、足下すら見えていないことに
気づく事もあります。

投資や経済については
私には資質の問題もあるかもしれませんが
生き方、お金についてのことなど
自分の生活の中の事に置き換えて考えると
目から鱗の時もあります。

気軽に古本として処分はできない、
私にとって手元に置いておきたい、
邱永漢先生の書籍はそんな気持ちでいる“好きな本”ばかりです。

今日の朝刊に
邱永漢先生の訃報が掲載されていました。
そして昨日の戸田先生のコラムにも…。

ほぼ日刊イトイ新聞にての連載、
その後のHiQサイトの連載、運営。

私にとっては、とても遠い存在の方。
しかし書籍やインターネットのサイトを通じて
得たものはたくさんありました。

邱永漢先生を通じて
こうして戸田先生のコラムにも関われたと思っています。

虹の橋を渡られても
邱永漢先生の書籍は
心に残るなにかを与えてくれる
存在であると思います。

 

ご冥福をお祈り申し上げます。

 

 

前回の豆腐の移動販売で。

豆腐屋のラッパは
ピ〜〜〜ィ、ポ〜〜〜〜〜ォ
では、ないだろうと相方からの指摘。

確かにピ〜〜〜ィ、ポ〜〜〜〜〜ォでは
緊急時のサイレンのようですね。

ではあえて文字に書くならなんだと尋ねると

あのラッパは、「とぉ〜ふぅ〜」を意味するのではないか。
で、ラッパの音を言葉にするなら
「ぱぁ〜ぷぅ〜」かな、とのこと。

豆腐屋さんのラッパは、「とぉ〜ふぅ〜」でしょうかね。
考えだすときりがないので
我が家では、そういう事だと収まった次第です。



さて、皆さんは豆腐とか納豆って
どのように食べていますか。

お行儀が悪いのですが
ご飯にかけて丼のように食べるのが
私は一番好きなんですね。
しかも、混ぜちゃう。

温かいご飯でも、残りものの冷たいご飯でもいいのですが
ご飯の上にお豆腐をのっける。
あれば、小口ねぎや鰹の削り節、海苔などの薬味をのっけて
何もなくて、お豆腐だけでもいいです。
醤油をかけて、あとはみ〜んな混ぜて食べるのです。
あー、想像しただけでもおいしいそう♪

納豆なら、よーく掻き混ぜて粘りをだして
卵を1個割り入れる。
そしてこれも薬味として、ねぎとか鰹をいれて
ちょこっと醤油をたらして、
納豆が空気を含んで、ふわっふわになるまで混ぜます。

ふわっふわの納豆だけでもおいしいですが
私はご飯にぶっかけ、全部混ぜて食べます。
納豆は温かいご飯がいいですね。

これは私だけの至福の味。
この食べ方は、お昼ごはんに
家で、一人の時に、がっつりっていう時に食べています。
すぐにできて、すぐに食べ終わっちゃいますけどね。

豆腐とご飯。納豆とご飯。
なんて最高な組み合わせなんでしょう。

月曜は豆腐と納豆を買う日。
豆腐の移動販売での購入が、我が家の定番になってきています。

ピ〜〜〜ィ、ポ〜〜〜〜〜ォ
事務所にいると、昔懐かしいラッパの音が聞こえたらしくある日、
相方が豆腐と納豆を買ってきてくれました。

豆腐の移動販売です。

お土産の豆腐は、国産大豆、にがりの2種類のみの
ちょっと高いけど、
しっかりと豆の味がする充填じゃない豆腐です。
消泡材なしです。

近くのスーパーでも以前は並んでいたのに、
いつのまにか扱わなくなっている…
そんな会社のお豆腐だったので
この偶然の出会いに嬉しくなりました。

相方が聞いたところ、
軽トラックで移動販売していて販売しているのは、
納豆の会社の関係だとか。

こちらの納豆、しっかり納豆のにおいがします♪
粘りが強くて、あのネバネバの糸もしっかり。
くるくるっとしっかり箸を回すのが
納豆好きの楽しみなのですよ。

いつからか添付されるようになった納豆のたれ。
あれがあまり好きではなくて、
いつも、たれを捨てて醤油をかけていたのです。

この移動販売の会社のたれの原材料を見てみたら
たまり醤油、風味原料(鰹、椎茸、昆布、煮干)、本味醂、
ビートグラニュー糖、食塩、米酢。

カタカナが少なくて、
原材料の形が想像できますよね。
たかが「たれ」ですが、
こういう原材料のものって好きです。

いっぺんにこちらの納豆のファンになりました。
添付のたれを使っています。

相方のお土産以来、
我が家の豆腐は移動販売のものです。

ピ〜〜〜ィ、ポ〜〜〜〜〜ォ
毎週月曜日が楽しみになっています。

これまで必要ないと思って
通り過ぎてきたことがありまして。

お茶とか、お花とか。

私の若い頃は、花嫁修業のうちだからと
親からよく言われたものです。

しかし18の時に母親が亡くなって
男親ではそんなことをうるさく言わないものですから
何もせずに数十年(笑)ここまできました。

しかし、いつからか
お茶習いたいなぁと思うようになりました。

それは抹茶が好きなことと、
器が好きなこと、
何も知らないなんて…という焦り。

その反対に
この歳でお茶のこと何も知らないなんて
という無知な自分への恥ずかしさが
茶道への道を塞いでいたのでした。

ふとしたきっかけで
手軽にお茶体験ができる機会があり
思いきって出かけてみました。

とってもラフなお茶教室で
お茶のことはもちろん、
掛け軸のこと、お花のこと、そして名古屋の歴史のこと
博識な先生でお話を伺うだけでも
楽しい時間でした。

それから数ヶ月。
足が痺れて転けてしまったり。
(お茶碗はしっかりと持っていて無事でした。)
お菓子をいただいていたら
ぱらぱらと形が崩れて、畳に散らかしてしまったり。

失敗続きで、汗をかきながらのお稽古をしています。

そうなると、キッチンで点てるお抹茶も
おいしく感じるのですね、自己満足ですけど。

やりたい時が始め時といいますが
始めるまでが長かったぁ〜。

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