旅は、ごちそう。(中川賀代子)

戸田ゼミコラムのアーカイブです。このコラムはすでに連載を終了されています。

2011年11月

私はwebをメインとした
フリーランスで仕事をしています。

印刷関連の仕事は遠ざかっていますが
時々ご依頼がありますので
印刷データづくりから納品までお受けすることがあります。

つい最近、名刺を作成しました。
表面フルカラー、裏面黒1色の100枚。2,100円也。
裏面なしとか、黒1色であればもっと安くなります。
ネットで調べれば、もっと安いところもあります。

この安さはどこまでいくのか。
小さな名刺印刷にも価格競争を感じます。
依頼する私たちにとっては、たいへんありがたいことですが…
企業はどう立ち向かっているのでしょう。

印刷の商品(名刺とかチラシとか)を絞って
仕入れる紙も制限して
受発注までの流れ・仕組みを作って
印刷機などを導入して…
ネットからの注文を受けるなら、そのシステムへの投資…
規模が小さい会社だと、想像するだけでもたいへんそうです。

そういう私もインターネットで印刷屋さんを探します。
いくつか自動見積もりをして…
でもやっぱり、多少高くても何度かオーダーしている会社を選びます。

そこには、仕上がり、対応などこれまで依頼した経験からの
安心感も選択肢のひとつになっていますが
次に発注する時は、どこの印刷屋さんに頼むかわかりません。
特定の業者とのおつきあいがないので
結構移り気だなと自分でも感じます。

人によっては名刺やチラシは配るものなので
お金をかけるものではないという考えもあるでしょう。

でもお客さんに渡すものですから、
文字が滲んでいる名刺より、きれいな名刺は使いたいですよね。

名刺を印刷したい。でもより安いほうがいい。
わがままですね、ほんと。

そうそう、名刺の場合も、
名刺の印刷代だけでなく、
データ作成代とかデザイン代もかかりますよ。
そして、送料とか、振込手数料とかね。

Evernoteへのレシピの保存はかなり進みました。

たくさんプリントアウトしていたと思っていたレシピも
Evernoteにいれてみると100件ほど。
一度も作っていないレシピや
なんのレシピかわからない手書きのメモは廃棄です。

かなり整理されました。

料理レシピは、PCで入力、Evernoteへ保存。
料理中に確認する時はスマートフォンで。
その他、外出先で覚えておきたいことは
スマホで写真撮影→Evernoteへ。
家に帰って、PCで確認、修正という形が
私の今の利用法でしょうか。
同期させるって、とても便利ですね。

レシピだけじゃなく、
もっと整理したいのが、アルバムなのです。
写真って、皆さんどういう方法で整理しているのでしょう?

フィルム時代の写真がいっぱい。
といっても、あまり写真を撮ってきていないと思います。

引越するたびにダンボールにまとめていて、
いつのまにか、引越屋さんのダンボールのままで保管しています。
今は、3箱ぐらいあります。

久しぶりに見てみると、アルバムに貼られた写真は
色褪せたり、汚れたりしていますので
アルバムから剥がしてしまいました。
結構、アルバムってスペースをとりますしね。

その写真は、とりあえず撮影された事柄別などに
ビニール袋に仕訳中です。

なかには、変色してしまった写真もあります。
これはネガフィルムを探して、スキャンしようかと思案中。
できれば、データ化していこうと思います。
特に海外旅行での遺跡の写真などは、残しておきたいですからね。

できるだけ省スペースにまとめて保管したいとなると
やはり、アルバムなどに貼るのではなく、
写真だけまとめる方法がいいのかなぁと思い始めました。

下垂体機能障害、中枢性尿崩症、白血球数減少、繊維筋痛症…
こんなに様々な病気を抱えていても、創作意欲を持ち、
毎日ブログを更新している造形作家さんの「モモMサトウ」さん。

私は彼女のポストカード作品などを
インターネットで販売することをお手伝いしています。

なんとか彼女の力になりたい、
でも仕事優先だし…と、
なかなか思うように動けないのが現実です。
少しずつ、できることをお手伝いしているという感じです。

パンパステルの新作などを発表した個展が10月で終了し、
彼女はもう次の「新しいこと」を考えています。

最初は何気ない電話での会話だったと思います。
どんな事を話したか忘れてしまいましたが
オリジナルの付箋が作れるか調べる事にしたのです。

私が調べるということは
インターネットで検索する事なのですが…
非常に簡単な事で申し訳ないくらいです。

オリジナル付箋ができても
商品となると自分が買うのかと考えると
予算などもあわせて、なかなか難しいものです。

ほかにいいものはないかなと
次はオリジナルメモ帳づくりを調べました。

そしたらやっぱりありますね。
メモ帳やノートのオーダーを50冊から受けているサイトがありました!
さっそくサンプルを取り寄せ、
モモMサトウさんに相談しているところです。

小ロットで受注してくれる会社があって嬉しい!
小さなwebショップでは、
オリジナル製品に予算がかけられません。
単価や送料のことも考えなくてはいけませんし。

小ロットだと失敗もOK!。どんどん挑戦できますね。

そんな新しい商品づくりを考えていると楽しくて、
どんどん時間が過ぎてしまいます。
できあがりはどうだろう?
買ってくれる人は喜んでくれるだろうか?

私ができる事って、
オーダーする時に必要なデータづくりぐらい。
役に立っているかどうか…と思いますが
実は私が一番楽しんでいますね。

このコラムでオリジナル商品を紹介できるようにどんどん動きます。

秋のお茶会が催されているからという
お誘いをうけて
初めて揚輝荘に行ってきました。

揚輝荘は、名古屋市千種区の覚王山、
日泰寺のすぐそばにある
名古屋市の有形文化財に指定された邸宅です。

有形文化財に指定されたのは2008年。
まだ最近なのですね。
元々、名古屋市などにある百貨店「松坂屋」の前身
「いとう呉服店」の初代社長が建てた別荘だったそうです。

揚輝荘を初めて知ったのは
このすぐそばにマンションが建設されるというニュース。
松坂屋の別荘が切り売りか?
そんな憶測でニュースを読みました。あくまでも私の想像です。

日泰寺や参道でのイベントがある時は
にぎやかになるのでしょうが
その敷地にはいると、外の喧噪を忘れてしまうようです。

Wikiや揚輝荘の会ホームページを読むと
約1万坪の森を拓いて築かれたとあります。

公開していた建物、伴華楼(ばんがろう)は、
尾張徳川家の茶室付き和室(平屋)を譲り受け
この地では、1階に洋室を増築し、
2階にこの和室を移築したんだそうです。

床材、壁等々随所にこだわりの設計を感じ、
今では建築できないであろう、贅を尽くした建造物です。

庭園は修学院離宮を模したお庭、
煎茶茶室の三賞亭。
とてもすばらしいもので、印象に残りました。

ここから少し離れたところに南園があり、
そこの建物は修復中とのこと。
修復が完了したら、ぜひみてみたいものです。

今では、北園、南園と離れてしまい
マンションに囲まれているようにある揚輝荘です。

要人や文化人が集う社交場であったり、
留学生の寄宿舎としての場でもあったり、
その当時のいろいろな役割のあったのですね。

近代建築に触れることもできる貴重な文化財の歴史は
松坂屋の歴史、さらに創業者までさかのぼると
織田信長の時代にまでになる…
なんて興味深いんでしょう!

紅葉の時期は、きっと美しい景色になると思います。
ぜひとも再び訪ねたいところになりました。
名古屋市内ですから、近いところですし、ね。


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先月、「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」を観てきました。
前作はまったく見ていないのですが…
テレビCMのあの猿の悲しそうな表情に、
なんだかとても観たくなったのです。

まったくの前知識なし。期待感もなし。
前作の時は、猿ばかりで怖い…
そんなイメージがあったのですね。

あらすじはいろいろと紹介されていると思いますので省略…。

私が驚いたのは、登場する猿がCGだということ。
たぶん、ほとんど。(詳細は未確認ですが…)

それを可能にした撮影技術がすばらしい!
モーション・キャプチャーとか
パフォーマンス・キャプチャーといわれるそうです。

それは究極のリアルさです。
映画の技術はここまで進化しているのかって
…大げさじゃないかもしれません。

主役である猿のシーザーは、
すごい知能を持っている人間のような猿だからなのか
顔、目などの表情や感情がすごく伝わってきます。

表情豊かなCGの猿たちを作り上げているのは
最新のパフォーマンス・キャプチャー技術や
優秀なスタッフ以上に
演じる俳優たちの存在だそうです。

特にシーザー役のアンディー・サーキスは、
パフォーマンス・キャプチャーの第一人者といわれている
俳優さんだそうで、
その演技は、実に素晴らしいものでかなり評価されているようです。

以前は、人間がいなくても映画ができる…
という声も聞いたこともありましたが
感情表現、動作などのリアル感は、人間でなくては表せないのですね。
コンピュータグラフィックだけでは、成り立たないという事でしょう。

それにしても、俳優の演技をデジタル化する技術だなんて。
映画は新しい技術を生み出す分野のひとつなんですね。

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