旅は、ごちそう。(中川賀代子)

戸田ゼミコラムのアーカイブです。このコラムはすでに連載を終了されています。

2011年03月

名古屋に住んで2年以上経ちますが
以外と出掛けていないものです。

近郊に住んでいた時のほうが
カフェやら、ショッピングやら、映画やらで
名古屋の街をフラフラと歩いていたような
気がします。

特に最近のガソリンの高騰により、
車好きな私でも、用のない時には
乗らなくなってしまいました。
まぁ、名古屋駅辺りなら自転車で15分くらいですから
余計にそうなってしまったのですね。

時間に余裕ができたし、
いい天気だったし
荒子観音に出掛けました。

この界隈は
以前、NHKの大河ドラマの
主人公ゆかりの地ということもあって
訪れる人が多かったそうですが
行事のない今はのんびりとした雰囲気です。

尾張四観音のひとつ。
境内の多宝塔は名古屋市最古の建造物で
重要文化財に指定されています。

まだ新しくきれいな本堂で
最近手入れをしたのかと思ったら
調べてみると1990年代に焼失しているのだとか。
多宝塔の古さと、本堂の新しさが
古刹と感じさせない所以でしょうか。

この多宝塔の中に
円空仏が1000体以上発見されたという
記事が掲示板にありました。

確認されている円空仏の4分の1以上が
このお寺にあるということですから
荒子観音と円空とのつながりが気になります。

毎月第2土曜日に、円空仏を公開しているということです。
次はぜひ、円空仏を拝みたいものです。

前田利家誕生之跡まで200mという看板があったので
ご近所を少し散策しました。
車が通るか通らないかぐらいの小道は
古い町を感じさせます。

結局、生家はわからず、
荒子観音のお隣の和菓子屋さんで
いちご大福を購入。
まだ固い桜の蕾を見ながら
じきに訪れる春を感じました。

たいへんなことになりました。
非常に大きな、巨大な地震に大津波。

初めて見る、地震と津波の脅威。
信じられないその光景。
見るたびに、胸が締め付けられるような、
そんな気持ちがこみあげてきます。

時間がたつにつれてその被害も甚大です。
その想像以上のエネルギーに
人間はなすすべがないのかと
自然の恐ろしさをまざまざと知らされているようです。

これ以上被害が大きくならないようにと
テレビの前で祈るばかりです。
被災された皆様へお見舞い申し上げます。

青森に住む弟家族となかなか連絡がとれずに
気が気ではありませんでした。
弟から携帯メールで
大丈夫と返信がきても、
家族はどうかと心配でした。

固定電話が復旧して声が聞けた時は
ほっと安心しました。

電話や携帯電話の伝言板サービスのことも
あまり知らず、初めて利用いたしましたが
安否確認をしたい相手が、
その状況を登録しないと意味がないようです。

万が一の時の対応など
何も知らないと気づかされましたが
知らなかったことは、知れば良いので。

照明を最低限にしたりと
本当に気持ちだけの節電です。
なんら東北に影響のない地域なのですがね。

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