旅は、ごちそう。(中川賀代子)

戸田ゼミコラムのアーカイブです。このコラムはすでに連載を終了されています。

2010年03月

これまであまり
カメラとか、写真とかに興味はなかったのですが
デジカメが発売されてから
シロウトながらも仕事で使用することが増えてきました。

そうなると、もっとキレイに撮りたい。
この雑誌のように、うまくコーディネイトしたい!
…と思うもの。

ついにはデジタル一眼レフを買って
小さな撮影用のライトなどを揃えたのですが
コーディネイトというのはセンスの問題。
なかなか難しいものです。

いろいろと上手に撮る方法なんぞを調べながら
撮影技術の劣る部分は画像補正やトリミングでうま〜くおさめて
試行錯誤しながらも、いまだにAUTOで撮影。
いつになったらマニュアル撮影ができるのか。。。

そんな時、購入した写真雑誌が
ピンホール(針穴)カメラの特集でした。
いわゆるレンズというものがなくて、針であけた穴がレンズなんだとか。
??
この仕組みはいつ読んでも、私にはちょっとムズカシイ・・・

でも、ピンホールカメラの写真は、
斜がかかったような柔らかい、
レトロ感とかノスタルジックな雰囲気も感じるような
時には絵画のような不思議なものでしたが
とても心を魅かれました。

私にも撮れるだろうか・・・
ピンホールカメラの作り方の本などもありますが
フィルムの扱いや現像方法がちんぷんかんぷん。
気後れしてしまいます。

そんな“あこがれ”を持ちながら
いまだピンホール写真を撮っておらず。
ネットや本で、針穴写真を見て数年。たぶん5年くらい。
実は、気持ちが遠ざかっていた時期がありましたから・・・

でもまた最近その気持ちがムクムクと大きくなってきたのは
インターネットでピンホールカメラのことを掲載している
ページをいくつか見つけたからです。

組立方、フィルム装填方法など
たいへんありがたいコンテンツです。
これを参考に、針穴写真にトライしよう!
このコラムでも紹介できたらいいなぁなんて思っております。

先日は、すごい黄砂と風でした。
いつから黄砂がこんなにやってきているのでしょうね。

朝の散歩の途中、いつも見ている桜の木があります。
遠くから見てもなんとなく変化がわかるくらいに
桜の枝の蕾が膨らんできています。

先週、まだまだこの蕾が小さい時、
何本かの枝が折れて
歩道に散らばっていました。
道路にも一部の枝が伸びているほど大きいものなので
大型のトラックなどが引っかけて折れたのでは…と想像していました。

あ〜あ、これから咲くのにもったいないと思いつつ
その時は素通りしたのですが
どうにも気になって仕方ありません。

数分後に戻って
歩道に落ちている桜の枝を拾って
家に持ち帰りました。

さて、桜は普通に水に挿していいのか、
どうしたらいいものか迷っていましたが
とりあえず、空き瓶に水を入れて、そこに枝を入れました。

陽があたるので、南側のベランダに
置いてみること、数日。
だんだん花のピンク色が増してきたように感じます。

この桜は生きていたか!と
ちょっとうれしくなりました。

相方の友人より
家の中のほうが温かいというアドバイスをうけ、窓際に移動。
すると今朝(!)桜の花が開花しました。

小さな花ですが、なんだか嬉しいですね。
我が家の桜ですよ。

生け花の経験もありませんので
思うままに飾ろうと思います。
できるだけ枝を切りたくない。そんな気持ちですが、
枝と花瓶のバランスがあわず
どうしたものかと、ここでも思案中です。

思いがけず訪れた小さな春。
しばらく楽しませてもらいましょう。

亀のようなスローペースですが
ネットショップを運営しています。

まだ公開していない作品のほうが多く、
またこんなのどうだろう?新しい商品の仕入れは?
などと、頭の中は別のことを考えていて
もう少し整理して、順番に作業をしなくては。
TOPページもまだまだ納得できない状態だし
…という状態。。。

最初は、いくつもの難病を抱えた作家さん(モモMサトウさん)の
ネットでの作品販売のお手伝いということで、スタートしました。
彼女の公式ショッピングサイトという形でしょうか?

しかし、それだけでは物足りなくなったのです。
同じ商品を仕入れるのであれば
もっと私の感覚で、オリジナリティのある商品を扱いたい。
彼女の作品はメインで扱うが
もっと他の関連づけできる作品や
作家活動している方、オリジナルの作品を扱いたい!と
思うようになったのです。

もっと幅広く、視野も広く、
そして私の好きなもの、気にいったものを揃えたい。
絵もあるし、雑貨もある。
私の好きなレトロ食器も販売したい。
それで「無花果商店」と名付けて、
違うドメインで再スタートしました。

まだまだ売上など金額は納得できません。
本業であるwebデザインに支障をきたしてはいけないので
このショップは、かなりのマイペース。
そんなこんなで、サーバーを契約してから一年以上経ちました。

小規模商店向けのレンタルサーバーで
カートシステムなど、かなりコストが抑えれるのが
かなり助かっています。
でもまだまだショップの売上でやりくりできない状態。。。

これまでショップサイトの構築には携わったことがありますが
運営は未経験。
これも将来のため、私の仕事の幅を広げるためと
投資している状態でしょうか。

これから先、どうなるか…。
これから、このコラムでもショップ運営に関することを
レポートしていきます。

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先日やっと作家さんのプロフィールを掲載しました。
作品販売の前に、作家さんの背景もご紹介しなくては…。
モモMサトウさん。フクロウをテーマに作品づくりをしている女性です。

無花果商店(むかかしょうてん)
http://www.mukaka-shop.com/

食器で有名なノリタケの本社
株式会社ノリタケカンパニーリミテドの敷地内にある
「ノリタケの森」ギャラリーで
和傘と和紙製品の作品展示をみてきました。

ノリタケの森は陶磁器をテーマにした複合施設です。

赤レンガの工場跡を利用したギャラリーなど
名古屋駅の近く(徒歩15分くらい)で
広大で静かな、とてもいい雰囲気が維持されていてます。

ノリタケの歴史を知ることができるミュージアムや
ノリタケ製食器やアウトレット、雑貨の販売もされているので
時々、思い立ったように出掛けては、ぶらぶらしています。
自宅からも近くにある、私の好きなスポットでもあります。

その敷地内にあるレストラン棟の2階のギャラリーへ。
和傘は岐阜県の伝統工芸のひとつだそうです。
ひとつひとつ職人さんの手仕事によるものですから
それはそれは丁寧で美しい。
思わず溜息がでてしまいした。

ただ、なかなか私の生活スタイルの中で
和傘を使用する機会がなく、
たぶん清水の舞台から飛び降りるくらいの気持ちで購入しても、
もったいなくて使えないだろうなと
貧乏性感覚になって、少し遠い存在に感じてしまいました。

さて、この展示とコラボ出展されていたのは
美濃和紙製品の会社。
しかも手漉和紙の柿渋紙でつくった座布団やクッション、
バッグ、風呂敷などモダンなデザインで
初めてみる和紙製品でした。

紙で大丈夫かと心配になりそうな商品ですが
柿渋を流布することで
防水、強度など実用性の高いものになるのだとか。

一見、皮革のような風合いですが
触るとまさに紙の質感。
その肌触りに魅かれ、
手頃な小銭入れを購入いたしました。

今回は本当に目の保養をさせていただけました。
職人の手仕事による製品は
高価なものが多いので
なかなかお店には入りづらいのですね。
こうして広く展示販売していただけると
見るだけマニアもありがたいのです。

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この展示が行われたノリタケの森のある
本社工場は、2012年度までに閉鎖とのこと。
名駅近くですから
マンションや商業施設などのプランがあるかもしれません。
しかし、一ファンとしては
ありきたりな街になってしまうのは淋しい。
近代窯業発祥の地にある「ノリタケ」を
なんらかの形で残していただきたいなと願います。

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