旅は、ごちそう。(中川賀代子)

戸田ゼミコラムのアーカイブです。このコラムはすでに連載を終了されています。

2009年11月

11月23日は三重県の多度大社へ流鏑馬見学。
この流鏑馬には、昨年も行きましたが
今年ちょっと違うのは
御朱印帳を持っていったことです。

昨年12月、金刀比羅宮へ行った時に
何か記念になるものをと思って
御朱印帳を購入しました。
これから参拝した神社などの御朱印をいただこうと
思っていながら
金刀比羅宮の次は、今年8月の富士山山頂浅間神社のみ。

遠くへ出掛けた時の記念の御朱印もあるけど
もっと身近に神社はあるし、
いつもお参りしてるなぁと思い、
普段はしまい込んでいる御朱印帳を
持って出掛けてみようかと思ったのです。

そう思った最初の御朱印が多度大社です。
子供の頃から訪れていて、
車や厄除けなどのお祓いしていただいている
とても身近に感じる神社です。

流鏑馬神事の前に参拝。御朱印をいただく。
それだけですが、
なんだかありがたいものをいただいた気になりますね。

後日、神社のホームページを見たりして
ただ手を合わせるだけでなく
わずかながらですが「知る」機会が増えた気がします。
調べたりするなんて意外なことでした。

出掛ける先に神社があれば手だけでも合わせてきます。
ささいな参拝ですけど、その記念と備忘録になるかも。
本来の趣旨からは離れているかもしれませんが…。

先週は初めて参加した手作り市。
平日の昼間にも関わらず、盛況だったと思います。

若いママさんたちの手作り作品は、
丁寧にきれいに作られていて
ラッピングやタグにも個性が発揮されていました。
わずかなブースのディスプレイも
よく考えられていました。

楽しく作って、楽しく売る。
そんないい雰囲気でした。

小さなイベントも参加してみると
売れ筋とか人気商品とかが見えてきたりして
たいへん参考にもなりました。

私の売上としては…
まぁまぁこんなものかなという感じ。
利益はでませんでしたが
吸収したものが多かったので
これも勉強代ということでしょうか。

またこういう企画があれば
参加してみたい。
そんな気持ちになっています。

会場の窯のひろばは、
NPOによって運営されているところで
私が瀬戸に住んでいる頃に
ボランティアによって作られ
コミュニティの場として、提供されています。

朝採りの野菜販売や
お値打ちランチを提供するカフェスペース。
そこで手作り講座が開かれたりしているようです。

イベントのコンセプトにもよるでしょうが
手作りの会場で、手作りによる手作り市。
参加者がも1回目より増えているようです。
参加者が増えるほど、
運営側のシステムづくりが必要になるなと思いました。

手作りでのアナログ体制で
お客様に迷惑がかかってもいけません。
イベント主催っていうもたいへんそうです。

友達つながりというご縁で
知りあった造形作家さん。
いくつもの難病とつきあいながらも
作家としての意欲を持ち続けている方です。

ネットショップをつくりましょうと
威勢のいい事をいいながら
中途半端なショップづくりしかできておらず
申し訳ない限りです。。。

月1回瀬戸市の会社での打合せついでに
立ち寄るベーグル専門店に「手作り市」の告知。
わずか1日、しかも4時間だけのイベントですが
手作りの言葉に惹かれました。
主婦の方々の手作り作品を展示販売するという企画だとか。

今までフリーマーケットも、模擬店もやったことのない私。
ポストカードとかでもいいよね、なんて考えながら
翌月、参加申込。

さてどうするか。
手元にあるポストカードや
これまたハンドメイド作家さんの布小物。
ある程度ディスプレイもできそうだけど
他の参加者の方々のこともあるだろうし…。
初めてというのは、迷いますね。

平日の4時間だから
売上よりも、一人でも多くの方に彼女の活動をアピールできたら…
と考えています。

少しづつ、ネットショップも手直し中。
もう少ししたらこちらでアピールさせてください。

で、肝腎のイベントの告知。
お時間の都合が合えば、遊びにきてください。

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第2回 手作り市 in 窯のひろば
11月20日(金)10時〜14時
窯のひろば(瀬戸市銀座通り商店街内)
名鉄尾張瀬戸駅近くの商店街です
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造形作家モモMサトウさんのブログもご覧ください→

テレビなどでB級グルメランキングとかやっている影響か
いろいろと地方の料理が気になるものです。
ちょっと出掛ける時でも
その地のグルメを下調べしておきたいほうです。

食べたものが今ひとつだと
旅行もつまらないものに感じてしまうタイプです。
かと言って、高い料理はおいしくて当たり前。

庶民的に、そして古くから伝えられているものとか
ずっと地元で食べられている
郷土食的なものが
その土地を知ることができていいなと思います。

最近のB級グルメは
町おこしのひとつでもありますので
新しい創作料理のようなものもあります。
なんだかブームのようになってきていますね。

以前は旅行で出掛けないと食べられなかったり、
出掛けるために読むガイドブックで知ったりしていたものが
いろいろなメディアが取りあげたり、
百貨店などの物産展に出店されたりと
遠くのものも身近に感じます。

でもやっぱり、その店の雰囲気とか、
周囲の人々の訛りとか
そういったもので、おいしさが増す印象もあります。
できれば、現地で食べてみたいなと
そんな願望を持ちます。

でもこれだけ情報が得られる時代。
出掛けるのが先か、
食べるのが先か。
いろんな楽しみ方がありますよね。

これまでさほど興味がなかったのですが
昨年、香川県の金刀比羅宮を訪れてから
妙に「若冲」が気になります。

その時は、円山応挙、伊藤若冲など作品は
三重やパリの展示に貸し出されており、
実際に本物を見ていないのですが…。

9月から12月まで、滋賀県のMIHO MUSEUMで
「若冲ワンダーランド」展を開催中とのこと。
会期の長い展示ですので、のんびりとしてましたが
久しぶりに何も予定のない休日ができたので
信楽まで出掛けました。

関西は新名神高速ができて信楽ICが一番近い。
ただ、四日市JCあたりの渋滞が心配されましたが
名古屋から約2時間ほどでインターを降りました。
すっごく近くなりました。これは便利!

展示の内容などは全く調べず、行き当たりばったりの旅。
インター近くにあったMIHO MUSEUMの看板を頼りに走りますが
たぬきの置物が並ぶ町からどんどん離れ、山の中へ。
ここは、広大な自然の中にある、とても素敵な美術館でした。

たくさんの若冲作品を初めて見ました。
とても写実的なもの、漫画のように表情がおもしろいもの。
同時では珍しかった動物をモチーフにしたものなど
さまざまなタッチ、アイデア、構図…
どんどん若冲の世界に惹かれます。

今回の展示のメインは象と鯨屏風絵です。
ぬいぐるみのような愛らしい象、
潮を噴く部分と波の動きで鯨とわかるその構図。
とても単純で大胆です。
この屏風絵は、昨年北陸の旧家から発見されたものだとか。
後日調べてみると、若冲作品と鑑定された方が
MIHO MUSEUMの館長だそうです。

2000年あたりから若冲ブームといわれています。
私もそのブームがなかったら
知ることがなく、興味をもたなかったと思います。
ブームの善し悪しもあると思いますが
たくさんの若冲作品を見ることができるのはありがたいですね。

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