旅は、ごちそう。(中川賀代子)

戸田ゼミコラムのアーカイブです。このコラムはすでに連載を終了されています。

2009年10月

昨年、筋子の醤油漬けに挑戦!と思っていたのですが
旬を逃してしまって、
というより、旬を知らなかったので
じゃ、来年だ!ということにしていました。

物産展やスーパーでも
いつも売り出されているし、
お正月に食べるイメージが強いので
12月ごろのモノと思っていました。

でも、筋子は10〜11月が旬なんだとか。
あまり粒が大きくなると皮が固くなるとかで
インターネットの情報は集めておりました。

スーパーに生筋子が並び初め、
でもやっぱ市場で買いたい!と。目利きもできないくせに、
市場の雰囲気が好きなので、ただ市場に行く口実です。

名駅にある柳橋中央市場は
大都市の高層ビルが聳え立つ地域にあり、
セレブな雰囲気さえする名駅の百貨店やテナントビルと、
市場の賑わいと下町の雰囲気と、
その両極のようなギャップが好きです。

年末の大賑わいの市場のイメージがあったので
普段の何もない土曜日の朝6時は
人が少なくも感じました。

ちなみに筋子1kg2700〜3000円。
安いのか、高いのか、全然わかりません。
どこでもいいやと筋子を購入。
あと試食した卵焼きがおいしかったのでそれも購入。
30分ほど市場を歩きました。

でも、年末だとおせちとか、鮪とか、卵焼きとか
魚屋なら同じ品揃えの雰囲気がありましたが
今日はいろいろな魚が並び、
ただただ歩くだけでも楽しい♪
ちょっと面白いです。

その後、近くの喫茶店でモーニング。
帰宅してから、せっせと筋子をほぐしてました。
でもその後の薄皮をとるのが結構たいへん。
何度も洗っても、薄皮が浮いてきます。
ホントはこんなに洗わなくてもいいのかもと思いながら
初めての事なので、丁寧に洗って
結局1時間ほどかけてました。

お酒を買ってきて、醤油と味醂で味付け。
出汁をいれるレシピもあるそうですが
今回は最もポピュラーな味付けというもので。

もちろん今夜いくら丼にします。
さてさて、お味はどうでしょう?
何でも手軽になって、いつもで買えるけど
こうして作るのっていいなあと
味のことよりも、作る気持ちに満足しています。
市場を歩いたことも、その満足感を増しているかもしれませんね。

ある日、相方が野良猫を保護しました。
かなり衰弱していたようで
動物病院に入院しました。

その夜、一緒に様子を見にいくと
昼間とは違い、起き上がっていました。
全身濃い茶色で、額や目にキズ。
2〜3歳くらいとのこと。

元気になっても
たぶん自分ではまだ生きていけないだろうから
しばらく面倒を見てもいいかなと
すでにその時に思っていました。

翌日、翌々日も様子を見にいくと
なんだか日に日に元気になっている気がする。
脱水症状がみられるから
明日検査しましょうか…との先生からの提案を了承し、
その日は帰宅しました。

どんな名前にしようかと
夜遅くまで相方とふたりでネット見たりして検討。
フランス語で茶色はマロン。
ちょうど栗を食べた翌日だし。
そんなことからマロンと名付けました。

翌朝、病院からの連絡。亡くなったとのこと。
勝手に元気になるものだと思っていたから
悲しさなのか、ちょっとぽかんとしてました。

名古屋市の霊園で火葬の手続き。
あっという間の数日間。
でもマロンとの出会いの前と後では
何かが私の心に残っているようで、気持ちの部分が変っていました。

日頃考えたこともなかったけど、
猫のこと、気になるようになりました。
猫ブログを見たり…そんな時間が増えました。

昨日、航空自衛隊岐阜基地の航空祭の予行を見てきました。
翌日の航空祭のための予行だとかで
本番と同じプログラムだそうです。
ブルーインパルスという飛行機だそうです。

岐阜基地隣にある
かかみがはら航空宇宙科学博物館に車を停め
予行が始まるまで、館内の売店をみたり
屋外展示の飛行機を見たり。

飛行機を見にきたらしい子供連れのファミリーや
一見して飛行機好きらしいと思われる
すごい大きなレンズをつけたカメラを持つ人など
予行なのにすごい人が集まっていました。

いよいよ予行が始まると
飛行機の速度の早さにまずびっくり!
すごいです!

カメラで追っかけるのもたいへん。
周囲のカメラマンたちは連写撮影のようです。
あっそうか!
私も連写にしようとしましたが
これまで連写撮影したことがないので
設定がわかりません・・・
あきらめて、普通の撮影にしました。

30分ほどの予行だと思いますが
スモークでハートや星を描いたり、
くるくる廻ったり。

飛行機の事が全然わからない私でも
アクロバティックな飛行を見ると
驚きと感激、かっこ良さを感じますね。

しかも昨日は晴天。
空の青さに、機体とスモークがくっきりと映えていて
とてもきれいでした。

自分が撮影した画像をみるとまぁまぁ普通。
悪くはないかと思いますが
前日、あるブログできれいな飛行機の写真を見たせいか、
こういうきれいな写真撮りたいなという
あこがれを持ってしまいました。

そうなるとレンズキットの私のカメラでは
飛行機の機体のアップなどは到底無理のようです。
望遠レンズなどが必要になるのでしょうね。

前回のコラムでも、
カメラのレンズのことをチラッと書きましたが
今回もまたレンズの必要性を感じたのでした。

昨日の10月3日は十五夜。
先週ずっと雨だったのが、やっと晴れて
きれいな満月を見ることができました。

月の模様もきれいに撮れるかなと
デジタル一眼レフで撮影してみましたが
三脚なし、レンズキットで購入した時のレンズのみとなると
残念な画像ばかりでした。

月面くっきりとまでいかなくても
パソコンで補正やトリミングでいい感じになるならと
かなりゆるい目標ですが
それでも、きれいに撮影できません。

やはり、それなりの機材や
撮影の目的にあわせたレンズがいるのでしょうね。
もっともっとカメラのこと、
撮影のこと、いっぱい知っとかないと
自分の想像しているような絵は
撮影できないですね。

ところで、お月見といえば団子。
今年はどこの団子を買おうかなと
そこからスタートです。

芋名月なので、お芋さん炊いたのでもよかったけど
やっぱり甘いもの好きですし…。
ちょうど百貨店で京都の職人展が開催されていたので
お団子目当てで行ってきました。

物産展に出店されていた老舗は
こし餡をくるんだ丸い団子を2つ串に刺してありました。
お月見団子って、丸い団子を5個とか、13個、15個と
段々に積み重ねるというイメージだったので
ちょっと「へえ〜」っていう感じ。
しかし、たくさんの人だかりに気後れし
こちらでの購入はあきらめました。

車で以前勤めていた会社近くの和菓子屋さんへ。
こちらのお月見団子は
細長く、やや丸みを帯びたしずく型。
こんな形もあるのかと、こちらでも「へえ〜」っと。

先ほどネットで調べてみると
これはしずく型ではなく、里芋をイメージした型だとか。
地方によって、あるいは店によって
いろいろなお団子があるのですね。

たかが団子ですが
その由来や習慣、行事から味付け、形まで
知れば知るほど興味がわいてきます。
食べ物っておもしろい。

十三夜や10月30日だとか。
今度はお芋を炊きましょうかね。

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