旅は、ごちそう。(中川賀代子)

戸田ゼミコラムのアーカイブです。このコラムはすでに連載を終了されています。

2008年12月

香川に来たならこんぴらさん(金刀比羅宮)へと思い、
こんぴらさんのHPを拝見。
御本宮参拝ガイドは、丁寧に写真つき解説です。

参道から御本宮まで785段の階段(!)
杖の貸し出しや、昔のような駕籠もあるとか。
階段の参道にはお土産屋などが並んでいるようだし、
御利益のためなら、この階段昇っていかないかんでしょ!
ってことで、こんぴらさんへ。

ここは賑やかな門前町です。
いかにこんぴらさんを訪れる人が多く、
人々の生活に身近なものなのか想像できます。

いよいよ参道の階段へ。
杖を借りようか迷ったけど、低山登る時のように、
ゆっくりゆっくり行けばいいやと開き直り。

両側の土産物屋を眺めながら、、、
なんて行っている矢先、暑くなって上着を脱ぐ。
息を切らしちゃダメ、ゆっくりゆっくりと言い聞かせ、
一歩一歩本宮を目指します。

昼過ぎに出掛けたので
日が沈むまでには車に戻ってこないと…
少々急ぐ気持ちあり。

第一の目的地、500段くらいのところにある
カフェレストラン「神椿」へ到着。
こちらは資生堂パーラーが運営しているそうです。

神社の中に、こんな建物が!?と
驚くような、モダンでステキな外観。
大きな窓から眺める緑は癒されます。

カフェはセルフサービス。
気軽にお茶ができるし、いいカンジです。
こちらで甘味を吸収して疲れた体を休め
ケーキセットで体力復活(!)
さぁ、あと残りわずか。

境内の中らしい雰囲気になると周囲の景色も厳かな気配が漂います。
参拝者は観光客だけでなく、
スーツを着たビジネスマンらしい人も。

こちらは海の守り神として信仰され、
海事関係者の崇敬を集めているのだとか。

行ってみて気づく事多し。
収蔵する美術工芸品も多く、
私が行った時は、屏風絵、障壁画の一部を公開していました。
円山応挙、伊藤若冲など作品は
三重やパリの展示に貸し出されていました。

ただ手を合わせただけでなく、
歴史を垣間見、現代的な雰囲気にも浸り、
そして優れた芸術品に目から鱗が落ちた気持ちを味わい…
わずか数時間の参拝も「よかった〜」

こんな気持ちも御利益かなあ。

相方の友人が実家に帰るのに便乗する今回の旅。
この旅を楽しむには、週明けに形にしなければならない仕事を
前倒しでやっておかないといけない。

突然決まったこともあったけど、
下調べなどは相方まかせ。
地図もなにも見ずに出掛けたのでした。

朝3時に起きて少し仕事。6時半頃名古屋を出発。
香川へ向かう道中は、休憩以外は爆睡。
大阪、神戸と高速をひた走り、淡路島へ。

淡路島へは子供の頃旅行した記憶があり、
たぶんその頃は船で渡ったのではないかと。
そんなことを思いながら、
明石大橋を渡り、天気もいいのでSAで休憩。

すると大鳴門橋には鳴門の渦潮を見学できる遊歩道があるとのこと。
潮の時間もよさそうだし、これは見ておかないと…。

橋桁の空間に設置された遊歩道は、海上から45mの高さ。
高いところが苦手な私は
ドキドキしながらの散歩です。

道路の下に遊歩道が設置され、
ところどころ床にはめられたガラスから海が見えます。
おだやかで天気もよく、
450m先の展望室から海を眺めるのはいい気持ちです。

写真や映像などで見るような
大きな渦はありませんでした。
やはりそんな大きな渦は、時期によるそうです。

渦ができては消え、消えては新たな渦ができ…
というのを繰り返しています。
潮の流れや満ち引き、地形などの諸条件が重なってできる
自然の美しさ。不思議さや厳しさも感じます。
そして、こんな大きな建造物をつくった人々の労力は
それこそ計り知れません。

大きな橋を歩きながら、そんなことや
徳島県の名物は柚子、鳴門金時…などと
食べることも考えていました。

このあと、播磨灘の海岸沿いにある料理屋で昼食。
おいしい天麩羅定食についてきた味噌汁の色で
遠くにきたなと感じました。

整理整頓、していますか?
私は整理整頓、ちょっと苦手です。

どうしても進行中の仕事の資料や原稿は
机の上に置きっぱなしになってしまいます。

覚えておきたい作業についてのメモなどは
パソコンのふちっこに貼っています。ペタペタと…。
どんどん増えていく本。雑誌。資料。

自分ひとりの仕事量なので
なんとかやりくりしているのですが、
これがいくつもプロジェクトを抱える身だったら
頭の中がくちゃくちゃになるかも…と思います。

いつも塵ひとつないスタイリッシュな部屋で
仕事をバリバリこなすキャリアウーマン。
…なんて言葉は私にはありません。

幾度かの引っ越しで
かなり処分をしてきているし、
いらないもの、使用していないものも
どんどん処分しています。

パソコン関連の書籍は、
技術の進度が早いので、2年ぐらいでサヨナラです。

スペースが限られているので
物を増やすことはしないようになりました。これでも。

押し入れなどの収納には
時間をかけて、無駄のない収納になるように心がけています。
いつもスッキリ納められるように
思いつくと中のものをだして入れ直して…。

片づけたい意識はあるのに
どうしてもがちゃがちゃして見える。
これは目に見えるところに
物を置きっぱなしにするからなんだろうなぁ。

まずはそれが課題です。

今朝は相方の友人と夕飯を食べるために
名古屋駅近くにある柳橋中央市場に出掛けました。
7時半ぐらいだと、私のようなシロウトでも歩けます。

今日の目的は蟹です。
近くの駐車場に車を停めて場内を歩きます。

建物の中にはいると、いの一番に大きな鮪が。
鰤や河豚、いっぱいの海産物が並んでいます。
普段、切り身しか買っていない私は
魚の名前と姿が一致しない…
魚の顔を知っとかなきゃと痛感です。

市場内を何周もして、結局
蟹は手軽に鍋につっこめる鍋用の冷凍蟹を購入です。
思っていたほど、蟹が並んでいませんでした。

あと鱈も買おうと思ったのですが、見当たらない?
切り身しか見た事がないので
鱈を見つけることができなかっただけだと思うのですが…
白子を売っている店ならあるかも…と思ったら卵専門店でした。
鱈は大きい魚だから、一般ではなかなか捌けないものだと思うので
やっぱり町の魚屋さんで切り身を買ってくることにしました。

魚市場は、私のようなシロウトには
敷居の高いところですが、
魚の顔をみたり、あの雰囲気を味わうにはいいところです。

私は魚が好きでも、魚をおろすのはまだまだ。
魚料理のレパートリーを増やしたい意欲だけはあります。
引っ越しして市場が近くなったので
魚を知るにはいい場所だと思っています。

母親が使っていた出刃包丁。
小さめの出刃包丁も数年前に買っています。
道具だけはちゃんとあるので、
あとは腕を磨くだけです…ね。

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