東京では、浅草で宿泊。
お値打ちな宿泊プランがあったし、
こちらも学生時代に浅草寺あたりを散策し、
花やしきで遊んだくらいだったので
また訪れたいという気持ちもあったのです。
雪の影響による渋滞で
たいして体力を使っていないのに、疲れてしまっている。
でも、まだ見ていない歩いて両国方面・東京江戸博物館へ。
あーーっ!月曜日は休館日。
前日にこちらのホームページをみていただけに
休館日のチェックをせず、とても悔やまれた。
入れないものはしかたがない。
近くの国技館の相撲博物館へ。
この時は、親子兄弟の力士を紹介されていました。
しばらく両国あたりを歩きながら
浅草に戻り、浅草寺へ。
こちらは私の想像どおり、観光客も多く、
いろんなお土産屋など店舗もあって、歩くのも楽しい。
浅草で有名な舟和の芋羊羹を食べようと思ったのだけど
大きいサイズしか見つけられず。。。
すぐに食べるわけでもなし、
日保ちもしないので、旅人には
小サイズでつまみながら食べれるとありがたいのだけど…と
今回は断念。
だんだん日も暮れ、念願の泥鰌を食べに行く。
散策の途中で見つけた駒形町の「駒形どぜう」へ。
昔、池波正太郎の小説か、旅行雑誌だか、テレビだかで
浅草で柳川鍋を見た覚えがあったのです。
私の生まれた愛知県の海部津島から岐阜県海津にかけては
モロコなどの川魚やナマズ、フナの料理がありました。
そんな地域でしたのですが
泥鰌は縁がなかった。。。
初めて食べる泥鰌は、
しっかりと下ごしらえがされていて、
臭みもなにもない。淡泊でおいしい!
春先に出回るコウナゴ(イカナゴ)で
私がつくる卵とじのほうが、もっと魚くさい。
やっぱり手を加えないといけないなと
泥鰌を食べながら、コウナゴのことを思い出しました。
柳川鍋は泥鰌の頭をとり、腹を開いたものでした。
こんな小さな泥鰌を、
たくさん丁寧に処理するのもたいへんだなあと感心しました。
少し調べてみると、
柳川鍋のような浅くて小さな鍋(小鍋立て)は、
江戸の食文化に欠かせないスタイルだとか。
思いつきで、食べた泥鰌の料理ですが
老舗の味を堪能でき、
少しだけ江戸に触れた気がしました。
インターネット通販など便利になった現代ですが
やっぱり、土地のものを、その土地で食べるということは
私にとっては、楽しい事だし、
その意識は持っていたいなと思います。