旅は、ごちそう。(中川賀代子)

戸田ゼミコラムのアーカイブです。このコラムはすでに連載を終了されています。

2007年12月

2007年もあとわずかとなりました。
いろいろな雑誌で
全国の雑煮についての特集が
組まれていますね。

うちの雑煮は
もちろん子供の頃に母が作っていた、
おふくろの味。

かつお出汁に醤油と味醂で
たっぷりおつゆを作って
その中に、餅菜とお餅を食べる分だけ投入。
子供の頃、味醂を入れるのは贅沢な時(笑)。
餅が柔らかくなったら
お椀に盛って、たっぷりのかつお節を。
いたってシンプルな雑煮です。

大きなのし餅を買ってきて
それを食べやすい大きさに切って
正月に備えておくので
わが家の餅は、角餅でした。
子供の頃、丸いお餅は鏡餅しか
見たことがありませんでした。

餅を一緒に煮立てると、
汁が濁るからと
イヤがる方もいらっしゃるかも…。

食べるごとに
ドロッとなっていくおつゆ。
火にかけすぎて、
茶色っぽくなった餅菜。
これもまたいいもんなんですよ。私には…(笑)
かなり庶民的ですね。

そうそう、雑煮にいれる餅菜。
これは中部地方の伝統野菜だと
大人になってから知りました。

小松菜に似た菜っ葉で
それより柔らかい感じだったと思います。
小松菜を使うとやっぱり茎の部分が、
子供の頃のものより固いと思います。
この記憶はなんとなく…、なのですが。

黄変しやすく、日保ちがしないそうで、
スーパーの店頭では見なくなりました。
餅菜とか正月菜と書かれていても
小松菜をこの時期だけ
そう呼んでいるそうで…。

私は本当の餅菜(正月菜)を
忘れてしまっているかもしれません。
こうしてコラムを書いていると
本当の餅菜で、雑煮が食べたくなってきたー。

「名(菜)をあげる」
餅菜を使うのは、縁起をかついでいるのもあるのだとか。
そんな意味を知らなくても、
正月には雑煮は欠かせませんね。

先週のコラムでは、
初めてのふたご座流星群観察に出かけてみようかと書きました。

その後、愛知県と岐阜県の県境・三国山に
はじめて出かけましたが
残念ながら、愛知県地方は雲が厚く、
流星どころか、星ひとつも見ることができませんでした。

この三国山、山頂まで車で行くことができ、
展望台やキャンプ場などがあり、
公園のように整備されているようです。

なにぶん、暗くてわからなかったのですが
展望台は愛知県を一望でき、夜景がきれいでした。
晴れていたら、もっときれいなのかもしれません。
ただ駐車場と展望台に行くまでに
石仏が並んでいて、ちょっとコワゴワ歩きました(笑

あとから調べてみるとこ
飛騨、美濃、信濃の国にまたがっていることから
三国山と名付けられたとか。

これまでの三国山のイメージはタマゴ。
農協で売られている
タマゴの生産農家が三国山という住所だったので
そう思っていました。
たしかに、名古屋コーチン平飼いで育てている
牧場があるようです。

ざっと、カンタンではありますが
調べてみることが結構楽しい。
そうすると地元だと愛着がわくし、
もっとそこを知りたくなるし、
また行きたくなります。

意外と近い星見スポットだし、
眺めもよさそうなので
これからも出かけてみようと思います。

旅行や出かけることを考えると
どうしても遠くに行くことを考えてしまいます。
しかし、近くでも十分に楽しめる
ところがあるものだなぁと、あらためて気付きました。

もしかしたら、もっともっと近くにも
いいお遊びスポットがあるかもしれませんね。

小学生の頃、夏休みや冬休みの自由研究で
星などをよく題材にしました。
ギリシャ神話などの星座の由来を調べたり、星の動きを記録したり…。

でもいつの間にか星の名前も忘れ、
気にして空を見ることもなくなりました。
ただ晴れた夜は空を見上げ、
星がきれいだなあと思うくらいです。

しかしここ数日、ふたご座流星群の話を
天気予報などで見たり、聞いたりしますので
ふたご座流星群とはなんぞやと、調べてみたのです。

するとふたご座は毎年見られる流星群とのこと。
国立天文台のホームページをみてみますと
12月14日から15日にかけて多く出現するらしいし、
また深夜3時とか4時とか真夜中でなくても見ることができる。
しかも初めて流星を見る人にもオススメの流星群だとか。

タイミングもぴったり、
数が多いので発見しやすい流星群となれば
ドシロウトの私でも一度は見てみたいと、
いつもの好奇心がかき立てられております。

星を見るには、できるだけ空が広く見渡せる場所がいいと思いますが、
わが家の周辺は、小さな山に囲まれたところ。
家から外を見ると木と道路、家しかありません。
さてどこに行けば見ることができるか。

名古屋などの都市ほど、町の明かりがないとはいえ
ここに住んでわずか4年ほど。
まだまだ知らないところが多いのですね。

名古屋市科学館のホームページには
お隣の岐阜県土岐市の三国山で撮影された写真が掲載されていました。
三国山は愛知県と岐阜県の県境。
でも夜中にそんな山を走るほど、もう若くもなく…。

そういえば、愛知万博の年にできた
東海環状自動車道のせと赤津インター付近は
まだまだ工場もなっていないので視野も開けていると思うし…。
あるいは、春日井市の高蔵寺か、多治見か、長久手か…。

なんだかそうやって地図をみながえら
出かける先を考えていると止まりません。
やっぱり私は出かける事を考えるのも好きなんですね。

その前に、まずは今日の仕事を片づけねば…。
ある程度、時間の都合がつけられるのが
フリーのいいところ、ですね。
まずは下見してきます。(笑

2年前、愛知県では愛・地球博(愛知万博)が開催されました。
その後、長久手会場の跡地は、愛・地球博記念公園として
一部の施設はオープンされていますが、
現在も整備が進められています。

先日、その愛・地球博記念公園に行ってきました。
こちらの通称は、「モリコロパーク」と名付けられていますが、
きっと万博キャラクターとして人気のあった
「モリゾー」「キッコロ」からきているのでしょう。

こちらの施設は、
万博当時の施設を利用していると聞いていましたが
なんせ2回しか万博に訪れていませんので
どの施設が、何だったのか、、、
観覧車とサツキとメイの家ぐらいしか、わかりませんでした。
地元ながら、お恥ずかしい限りです。。。

北駐車場に車を停め、公園の中へ。
このあたりは、子供向けの公園で
観覧車や遊具などがありました。

ここからさらに歩くと
工事車両が通る道があったり、
工事柵があったりとまだまだ完成までには
時間がかかりそうです。

地図を見ながら、日本庭園のほうへ。
きれいな公園でしたが、まだまだ木々が若く、
風情がでてくるのは、ずっと後かも…と思いましたが
若いモミジなどの紅葉は、きれいでした。

こちらから、サツキとメイの家方面へ行くと
自然を活かした施設となっています。
もっと木々が多くなり、
名古屋の近くで、結構自然が味わえるところなんだなと
モリコロパークの良さを実感しました。

あいにくサツキとメイの家は事前予約のため入場できず。
下調べをせずに、来ているので
まぁ、いたしかたない。
私は古いものが好きなので、こちらは興味あり。
万博開催中は、あまりの人気ぶりにあきらめた施設なので
今度はきちんと調べて訪れることにします。

そうそう、日本庭園の中には茶室もありました。
立礼席ならお抹茶とお菓子がいただけるようで…。
こちらも次回は要チェックです♪

とても広い公園ですので、今回はほんの一部を歩きました。
まだまだ整備中ですけど、
自然も多く、いろいろな施設も充実しています。
地元ですし、これからもっと訪れようかと思います。
きちんと歩くための靴をはいて、、、ね。

滋賀県の琵琶湖に面する彦根市。
昔から好きな町でよく出かけております。

私が住んでいる愛知県から滋賀県へは
名神高速道もありますが、
高速を使わずに行っても、さほど時間もかからない
程よいドライブが楽しめる距離だと思います。

滋賀県には大小の城跡があります。
その中でも有名な彦根城。
時代劇などのロケにも使われているとか。

琵琶湖近くに建ち、周囲には堀が廻らされ、
江戸幕府の重責を担う井伊家の居城。
この地に築城したということは、戦略的なものだったのかもしれません。

国宝に指定されているお城のひとつですから
見ておきたいものです。
これまで何度も訪れていますが
今思うとどんなものだったか、すっかり忘れてしまっています(苦笑
たしか天守閣からの眺めが
とてもよかったのではなかったかと…うる覚えなのですが…。
それを確かめたい。

10月に訪れたときは、彦根城築城400周年のイベントの真っ最中!
たくさんの人々が訪れ、
天守閣へは60分待ち、入場料は1000円(!)
行列嫌いの私は、
桜の咲く春頃にこようかなと今回の入城はあきらめました。

それでお城の周辺を散歩、
無料で見れた馬屋を見てよく残っているものだなと、
これには保存に尽力している人々の力だと思いました。

その土地、その器に魅力がないと人々は訪れないと思います。
国宝のお城を有す彦根市は
城下町としての町づくりに力を入れているようです。

城下町らしい趣きの「夢京橋キャッスルロード」。
この道沿いの建物は、そのほとんどが白壁に黒格子、瓦屋根と統一されています。
歴史のある町の都市計画だったと思います。
古くて新しい町並みとなったキャッスルロードはお城から歩いてすぐ。
特に四番町スクエアという一角は、ままだまだ新しさが残っていますが
これが何年も何十年もたって
いい風情になるといいですね。

彦根には大好きなお菓子屋さんがあります。
彦根を訪れる本当の目的は
ここでゆっくり甘味を楽しむため♪かもしれません(笑

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