先週は久しぶりに時間がとれたので
お盆に行けなかったお墓参りに。
岐阜県海津市南濃町の山の斜面にある
我が家のお墓は、
天気がよければ、ちらっと濃尾平野が望めます。
カラスの鳴き声もしますが
猿がお供え物を狙っているようです。
以前はさほど気にならなかったのですが、
ところどころ、お墓に供えた花などが散らかっていたり、
注意を促す看板などが立てられるようになりました。
えさを求めて、町におりてくる猿たちのニュースを聞きますが
ここでもそうなってきているようです。
ここ海津市は海津町、南濃町、平田町が合併した町です。
三重県と愛知県に接する、岐阜県のはしっこ。
木曽三川と呼ばれる木曽川、長良川、揖斐川の大きな川と
その支流がたくさんあり、
水郷、輪中の町として有名です。
この地域は土地が低く、
昔から水害に見舞われた過去があるようです。
たしかに古い大きな家は
基礎部分がしっかりと石積みされて、高くなっています。
多分建物の中も、被害を抑えるための工夫が
なされていると思います。
お隣の養老町も含め、水郷の町では
昔から川魚料理がよく食べられています。
子供の頃は甘露煮など、ちょっと苦手だったのですが
モロコの甘露煮、押し寿司、フナの刺身、ナマズの蒲焼き…
郷土料理の良さに気づいたのは
大人になってからでした。
しかし、モロコなど収穫量も減ったという話も聞きます。
水郷の町も、水の美しさが減っているのか、
ブルーギルなどの外来魚が増えているのか
その良さに気づいた時には
時代が流れていて、少し寂しさが残ります。
子供の頃からよくきていた地ですので
とても愛着があります。
商売繁盛のお千代保稲荷、
草餅、蜜柑や柿、ナマズやモロコなどの川魚料理…
通り過ぎるだけでは
もったいないと思う今日この頃です。