旅は、ごちそう。(中川賀代子)

戸田ゼミコラムのアーカイブです。このコラムはすでに連載を終了されています。

2007年02月

先日、久しぶりに映画を観ました。
水曜日はレディースデーということで、
1000円で観ることができます。

平日でしたが、割引の日はやはりお客さんも多いものです。
それでも、座りたい場所が選べるし、
コーヒーなども飲みながら観ることができる。
気楽に映画を楽しめるのはいいなあと思っています。

シネマコンプレックスは
どこの映画館でも同じロードショーのものを
上映していて、個性がないと感じることがあります。

しかし、シートの良さや、
カフェや飲食メニューが充実していたり、
清掃が行き届いていて快適です。

ある名古屋の映画館は、
私の大好きなベーカリーのパンが並ぶようになりました。
コーヒーもこだわっているようですし、
映画館側もいろいろ考えていますね。

OL時代は週に1〜2回、会社帰りに映画を観ていました。
映画は私の生活の一部のようになっていました。

数年前に自営業となった当初、
あまり仕事もなかったせいか、
毎週映画をみておりました(笑

仕事がはいるようになるほど
逆にきちんと土日に休むことができず、
時間や気持ちに余裕がなくなってギスギスしてしまいます。

そんな時、仕事の合間の落ち着いたひとときに、
平日でも映画を観れるとリフレッシュできます。
もう少し、時間の使い方がうまくなると
オンとオフがいいバランスになるのかもしれません。

しかし私は家には、あまりDVDもビデオも持っていません。
やはり、そこに「出かける」ことが好きなのかもしれません。
出かけること=オンとオフのスイッチの切り替え
最近そんなふうに思うようになりました。

ひと昔前、本や雑誌、クチコミ、偶然の出会いぐらいしか
おいしいモノを知る機会はありませんでした。
現在はインターネットや雑誌などの情報がたくさんあり、
全国のおいしいものが、本当に手軽に買えるようになりましたね。

食べたいものがクリックして買えるなんて
時代は変わってきているものです。

それでもおでかけ好きの私は、
時々、あそこのあれが食べたいなと思って
出掛けることがよくあります。

秋になったら栗きんとんを求めて中津川へ。

しばらく食べていないなあ、と
彦根や近江八幡へ出掛け、
バウムクーヘンや和菓子を買って、琵琶湖畔をドライブ。

若い頃にはお抹茶が飲みたいと京都へいって、
ついでに寺社を見たりしていました。

こう書いてみると、
私の出掛ける理由は食べ物(甘い物)が多いですねえ(笑
そこに出かけて、そこで頬張る。
それがおいしいものとなると、結構楽しいもんです。

先日はちょっと変わったバレンタインデーの贈り物をと考え、
友人から教えてもらってから
すっかりとファンになった和菓子店に出かけました。

お隣の岐阜県ですが、5年ほど行っていないので
お店にたどり着けるか、店はやっているか、心配でした。

わずかな記憶を頼りに行ったところ、
あった、あった!
求めていた商品のバリエーションはひとつだけ増えておりました。
店構えも変わらず、味も変わらず。

こちらのお店では食べられないので、今回はお持ち帰り。
今回求めていたのは、カフェオーレ大福。好評でした。
自分がおいしいと思って勧めたものが好評だと、
なおさら、また出かけたくなりますね。

あまり、お肉がつかない程度に
甘味めぐりを楽しんでいこうと思います。

先日用事を済ませ、あまりの天気の良さに
地図を見ずに気ままなドライブに出掛けました。

なんとなく山っていう気分だったので
豊田市から岐阜県方面に。

土岐方面、岩村方面と分かれ道の案内板。
岩村を訪れたのは数年前のことだし、
おいしいカステラもあるし。
よし!っと、今回の気ままドライブは岐阜県恵那市の岩村へ。

岩村城趾があるところなので
たぶん古くから栄えた町なのでしょうね。
2回訪れてもまだ岩村城趾は見たことがありません。

観光協会のホームページを見てみると
なんと日本三大山城の一つである名城だとか。
近くまで行きながら、
山に登るのはたいへんそうなので
今回も町並み歩きだけでした。

明知鉄道の駅から城址へ向かう途中、
商家など古い家が残る町並みがあります。
○○家、○○屋と名のつく建物が、
文化財として保存、公開されています。

一部、町並みも保存地区のようになっているのかもしれません。
その通り沿いの住宅や店舗も、
昔の雰囲気を再現するかのように
和風な建物となっています。

こちらの風習かもしれませんが
通り沿いのおうちの玄関先(家の外)には、藍の暖簾がかけられています。
それには、女性の名前が白抜きされています。
私は、ここに住むお母さんの名前だと、勝手に思い込んでいますが(笑

そして、暖簾と一緒に玄関先には一輪挿しに花が生けられ、
玄関先を飾るとともに、季節の彩りを感じます。

今回の発見は、各戸の玄関先に
佐藤一斎という人の一説が木札に書かれてありました。
この地ゆかりの儒学者のようです。
こちらで紹介できるほど調べていないのですが
気になったので、ヒマを見て調べようと思っています。

ほんのわずかな時間、散歩程度の町歩きでしたが
そこに住む人々が玄関先を花で飾り、
窓際をギャラリーとして歩く人々を楽しませ、
みんなで町を作り上げているように感じます。

今度行く時は、ちょっと歴史を調べて
岩村城趾もみてみようかなと思いました。

まだ出掛けていない、
私の中だけ旅企画なのですが・・・。

これまでにも
古いものや、建物を見たりするのが好きなので
お城やお寺、その周辺の町をふらふらと
歩いたりしました。

そんな風に気ままに出掛ける私にとって
宿場町は、道の駅と同じくらい立ち寄りたい場所です。

昔の旅人や、そこに生きた人々の生活、
そしてそこで栄えた産業などが
垣間見ることができます。

ほんの一瞬、
タイムスリップしたかのような気持ちになったり、
その地の名物のおいしいものを食べて
ウキウキしたり。

有名な宿場町は
観光地として町並が保存され、
駐車場のスペースも確保されています。
時々、あまりにも手が加えられて
辟易する時もありますが・・・。

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時々、思い立ったように
立て続けに時代小説を読んだりします。
その中で、宿場町の名前が出てきたりすると
現在のどこか調べてみたりすることがあります。

私のどっか行きたい衝動はいつも違う波がきていて、
行動を起こす時には、違う目的になっていたりします。

最近はいつのまにか、
東海道五十三次を全部行ってみたいなとか、
東海地方の宿場町を訪れたいなと
思うようになりました。

宿場町は、現在もそこに人々が生活しています。
昔と今があるところがいいのでしょうか。

昔の人のように歩いていくことはできませんが
雰囲気のいい建物や、残っている石碑など
写真を撮ったり、おいしいものを食べたり。

なんだか老後の楽しみになるかもしれません。

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