私は年とともに、作られた新しい観光スポットよりも
下町とか生活感の感じる街並みを
ぶらぶらとすることが好きになっています。
それでも何も知らない観光客ですので
行ける場所や時間が限られています。
散策コースからはずれてみたり、
地図を片手に迷ったり、進んだり。
そうしながら、車も通れないような細い道をはいってみると
狭いながらにも、玄関先には鉢花が季節を彩っています。
犬が寝転がっていたり、猫がわがもの顔に歩いていたり。
玄関や門飾りだけでも
地域によっていろいろあるものです。
そういうものに気がついた時など、
すごい発見をしたように、ひとりうれしくなったりもしています(笑
特別なものではない、日常。
それをふと垣間みる瞬間、
「あーいい町だなあ」
「住んでみたいなあ」
などと、思ってみたりすることもあります。
しかし、楽しさを味わうだけではなく、
そこに住む人のプライバシーのスペースに
踏み込んでしまわないように、十分注意をしています。
路地裏をつき進んでいくと、敷地の中にはいってしまったりとか
写真を撮ろうとする時、被写体のバックにおうちがはいってしまったりとか
これまでに反省すべき事を経験しました。
幸い、お叱りを受けることはありませんでしたが
生活感を感じるということは
そこに生活する人を見るということなのですね。
観光客としての節度をわきまえて
これからもぶらぶらと
町歩きを楽しみたいと思っています。