それまでまったく気がつかなかったのです。
いつも通り、会社へ向うため地下鉄の駅をでてすぐ、
雪が積ったかのような街路樹にふと立ち止まりました。
近づいてみると、白くて細長い小さな花びらが集まった木。
わぁと思わず、ひとり言。
近づいてカメラで写真を撮ったりして
会社へ行くことを忘れてしまった瞬間です。
街路樹にひっかけてあった木の札には
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「ヒトツバタゴ」
一名 「ナンジャモンジャ」
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ヒトツバタゴ…なんじゃもんじゃぁ?
名前のおもしろさにも惹かれました。(笑
そうなると不思議なことに
いろいろと「なんじゃもんじゃ」についての情報を
見聞きするようになりました。
長崎県対馬と、本州は木曽川流域の限られた地域に自生しており、
特に愛知県犬山市には数本自生している大きなヒトツバタゴがあるとかで
なんとも珍しい樹だそうです。
一度は見てみたいと思って数年、
先日やっとそれを見ることができました。
犬山市の明治村や入鹿池の近く、山の麓にありました。
車から降りて少し歩くと、離れていてもわかるほど雪をかぶったような木が数本。
これほど大きななんじゃもんじゃの木は初めて。10~12mぐらいあるそう。
山の麓の新緑の中、なんじゃもんじゃの花が際立っておりました。
限られた地域しか自生しないという不思議さ。
私にはまだまだ知らないことがたくさんあります。
鳥の鳴き声や、水の音なども久しぶりに聞いたような気がします。
癒された一日でした。
<img src="http://todaseminar.com/nakagawa/img/060525_nanjya02.jpg" width="320" height="240" alt="ヒトツバタゴ,なんじゃもんじゃ">
あなたの近くにもありませんか?雪のように咲くなんじゃもんじゃの木。
また来年の5月、なんじゃもんじゃの花を楽しみたいものです。
(私はちょっと離れたところから、木の全体を見るのが好きです。)