旅は、ごちそう。(中川賀代子)

戸田ゼミコラムのアーカイブです。このコラムはすでに連載を終了されています。

新年あけましておめでとうございます。

義父を見送り、自分も手術をしてと
ここ数年は、本当にあっという間に
過ぎてしまった気がしています。

昨年は
「去年の今頃はしんどかったなぁ」と思い出す事が多く、
という事は、随分気持ちも体力も
落ち着いてきたかなと
自己診断することもあります。

更年期に突入して
体調の変化など
加齢を思い知らされる事もありますが
誰もが通る道と思えば
気持ちも楽になるものです。

老化への道は悲観してしまいがちですが
思い方、考え方次第で
乗り越えられるものもありますしね。

しばらく旅にでることがなかったので
仕事や、食べることがメインになっていますが
引き続き、
「旅はごちそう」コラムをよろしくお願いいたします。

先日のあんこ作りに続き、
今度は金時豆を煮ました。

まだ砂糖がたくさん残っているので
今回も甘煮。
商品パッケージのウラに表記されてあった
レシピで作りました。

前回の小豆と違い、
金時豆は一晩水につけておくとのこと。
あとから知ったのですが
小豆はアズキ属、金時豆はインゲンマメ属と
種類が違うようです。

一度茹でこぼして、豆が柔らかくなるまで
クツクツと下煮。
煮具合をずっと見守っているわけではないですし、
ほったらかし料理ですから
少々柔らかく、一部煮くずれてしまいましたが
そこはご愛嬌。

下煮のあとに味付けとして
砂糖や醤油をいれたのですが
パッケージに書かれてあった分量が多かった!

非常に甘い、甘過ぎ煮になってしまいました。
箸休め通り越して、和菓子のようです。
たくさん作ったので、これは失敗!

砂糖半量にしておけばよかったと後悔しましたが
さてどうするか…。

豆250gの甘煮、
茶碗1杯毎に、ラップで包んで冷凍庫へ。
残った分の一部を、とりあえずお茶請けとして食べました。

翌日、安売りになっていたサツマイモを1本買って茹で
芋に火が通ったところに
残りの金時豆を煮汁とともに混ぜました。
豆の甘さがちょうどよくなって いいおかずになりました。
これならなんとか消費できそうです。

ちなみに今回の分量は、豆250gに砂糖200g。
豆に対して80%の砂糖は甘いですね。
作る前に考えればよかったのですよ。

好みの問題ですが
砂糖は40〜50%ぐらいがちょうどいいかも。

先日、久しぶりにあんこを炊きました。
数年ぶり、でしょうか。

気分的に余裕ができてきたせいか
また豆を煮たりしようと思い、
しばらく前に小豆を購入していました。

相方の実家から持ち帰った白砂糖も残っているし、
乾物と言っても、冷蔵庫にいれっぱなしも良くないので
自宅で仕事をしながら
ガスコンロでコトコト、火にかけていました。

これまでいろいろなレシピ本を読んでは
挑戦していましたが
おおざっぱな性格では、成功例が極端に少ないのです。
今回も本を参考にしながらのあんこ作りです。

材料は、小豆と砂糖のみ。
とてもシンプルでわかりやすい内容でした。

レシピでは、砂糖の分量は小豆の75%くらい。
私は、残り分を冷凍保存するし、
あまり甘いのは遠慮したいほうなので
小豆の50%にしました。

蒸らしの時間も含めて
パソコンに向かいながら、
時計をセットしながらのながら作業で
半日程度かかりました。

実はあまり期待していなかったのですが
それが、なかなかいい感じに仕上がったのです。

少々シブ味が残ったかなと思ったのですが
時間がたてば、そんなシブ味も感じず、
甘過ぎず、豆の風味も感じる
私好みの粒あん完成!です。

簡単で私好み。
お汁粉にしたり、あんトーストで食べたり。
ん〜満足♪久しぶりのうれしい感覚です。

うまく出来上がるといい本だなぁと、
こちらの都合で思ってしまいますが、そんなものですね。

参考にしたレシピ本に書かれてあります。
“豆はにるたび、毎回違う。「きょうの豆はどんなんやろ?」”

今は本を見て作っていますが
もっと経験して、材料の状態を見ながら作れると
もっと楽しいし、もっとおいしいだろうな。

そうしていかないと、自分のものにはならないですね。
と、自分に厳しくするのもいいですが
まずは上手にできたものは、それはそれ、と味わっております♪

今回の参考本「まっちんのおやつ」
和菓子職人「まっちん」さんの和菓子レシピ本です。
お菓子は岐阜市や伊賀市のお店、イベントなどで購入できるそうです。

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